今、耳郎響香がキてる〜リターンズ〜
〜又の名をおたくのクソデカ感情長文語り〜
この記事を書いてから俺たち(耳郎ファン)の身に起きたことをありのままに話すぜ
1月21日 文化祭編のPV公開
観た? 観ました? 最後の最後。
PV全体が本当に楽しくて可愛くて学校っぽい青春っぽいわくわく感に満ち溢れていて、でも耳郎さんはあんまり出てこないなあ〜〜〜〜って思っていたところに、「よろしくお願いしまァァす!!」
前の記事にも書きましたが、耳郎さんは出番があったりなかったりなかったりの準レギュラーキャラなのでね、耳郎ファンは推しのアップに慣れていない。推しのアップに耐性がない。たった1分のこの動画を何度も何度も台詞や歌を覚えるほど繰り返し観たのは私だけじゃないと信じている。
正直これだけでも大事件だったのに、
1月25日 新OPテーマ「スターマーカー」のオンエアが開始
え????????????
ヒロインか????????????
サビで一人で走るとかヒロインじゃないですか!!!!!!
え、耳郎さん、ヒロインなの!?!?!?!?!?!?
サビだけではなく、Aメロ後半やらアウトロやら、やたら耳郎さんのソロカットが多い。主人公よりソロカット多くない!?!?!?!? 主人公!?!?!?!?!?!?!? 耳郎さん主人公だったの!?!?!?!?!?!?!?!?
本当に意味がわからない。
まじで!? 私らの推し、こんなに目立っていいの!?!?!?!?
しかもね、可愛い。とても可愛い。ぜんぶ可愛い。すごくない!? 俺らの好きな女がこんなにも可愛い。
あまりの可愛さにTwitterでは「耳郎ちゃん」……ではなく何故か「郎ちゃん」がトレンド入り。それ我らが耳郎さんのことだよね!?!? 「耳」は何処へ……。
ちなみに、Aメロ後半のノート書いてるカットは何度か放映された後にもう少しまるっとしてふにふに可愛い作画に差し替えになっています。このままでも可愛いのにもっと可愛い。夢か!?!?!?!?!?!?
そして2月15日 第81話「文化祭」放送
可愛い。とにかく可愛い。作画が良い。
一度漫画で読んでいたにも関わらず、動いて音がついて喋るとこんなに可愛い!? ってびっくりしちゃった……。耳郎さんが自分の趣味に引け目を感じている、迷って戸惑っているその顔すら可愛い。愛おしい。耳郎さんと他のキャラクターのやり取りとか関係性が全部愛おしくて、みんな耳郎さんのこと好きなんだね……わかるよ可愛くてかっこよくてとっても素敵だもんね……って気持ちになる。
あと個人的には、このエピソードの最初に主人公出久くんのナレーションでストーリーを説明する前振りが入ったのが嬉しかったです。知らない人でもなんとなく話に入っていけるように、耳郎さんがこんなに可愛い文化祭が新規さんの入り口になるように作られてる……。これでこれから観てくれる人に「全部見るのは長くて大変だけど取り敢えず文化祭観て!」って言える……。全部観るの大変なほど長く続いてるアニメ、有り難いです……。
そして2月22日 第82話「文化祭って準備してるときが一番楽しいよね」放送。
歌 っ た
推 し が 歌 っ た
正直この回を観るまでは、文化祭編をやるとして、原作では耳郎さんが歌うシーンがあるけど本当にアニメでも歌う表現を採用するのか半信半疑でした。「歌ってるテイ」で実際の歌唱は入れずに表現するアニメやドラマもあるしさ。
でも歌った。
しかも、歌、うまい。
英語、発音、良い。
まじまじのまじで耳が幸せ状態でした……。
厳密にはこの場面の歌もいつもの耳郎さんの中の人じゃなくて海外の本職のシンガーさんが歌ってるからうまくて英語の発音が美麗で当然なんだけど、何のサプライズなのかわからんけどこの回のエンドクレジットには曲名も歌手名も記載されてなくて、わたしはいつもの中の人(真堂圭さん)が歌ってると信じちゃいましたね……。
そして物語は幼女が学校見学に来たり(カワイイ)、山寺宏一の声帯をもつ売れないYouTuberと主人公出久くんがバトルしたり(このバトルパートがまた良い。泣ける)して数週間経って、
3月21日放送の第86話「垂れ流せ! 文化祭!」
どんな曲を演奏するんだろう、漫画のあのシーンはどんな演出になるんだろう、と思いながらテレビの前で待っていた。ついに文化祭のステージの幕が開いて、ライトが点いて、そんで、
耳郎さんが歌った。
楽器も演奏したし、クラスのみんなは踊ってた。
作画が良い。楽器もダンスも、描くの大変だろうに……スタッフさんありがとう……。
どんな曲を演奏するんだろうってついったーで度々予想や妄想が飛び交っていましたが、まさかの……いやちょっとは期待していたけどまさかそこまで贅沢な事態起こるわけがないと思っていたオリジナル曲。このために作られた曲。楽しくてわくわくで、歌もかっこいい。すごい。
原作漫画での台詞やモノローグを大胆に削って音楽とダンスで魅せる演出、でも大事なところや回想はちゃんと台詞を入れて丁寧に描いてくれる構成、漫画を読んで妄想していたステージはまさにこれ!!! ってかんじで、嬉しくて感動して胸が震えました……。
で、本編放送終了後。
YouTubeでミュージックビデオ配信
まじで????????
そこまでしてくれるとは全く思ってなかった。いや実を言うと台詞もモノローグもなしのMVは観たいと思っていたが円盤特典で良いと思っていた。金を払って観るものだと思っていた。
それなのに
無料。
無料で何回も何百回でも耳郎さんたちのライブが観れる。
最高か!?!?!?!?! いやでも金払わせて!?!?!?!?!?
テレビ放送のとき台詞や回想が入っていたところはこれまでの話数で使われていた映像が差し込んであって、すごく自然に一本のMVになってる……。テレビアニメ4期の走馬灯か……??? しぬのか……?????
しかもね、ゆーちゅーぶの字幕機能で、英語の歌詞も見れるし日本語訳も見れる。リスニングに難アリの日本生まれ日本育ちそれでもこの曲を歌いたいおたくに手厚いフォロー。
正直ここまで推しに関するエピソードで力入れた展開をしてもらえるなんて全く思っていなくて、現実に起きたことだと思えなくて、毎日録画した86話とYouTubeを観て夢じゃなかったことを確認している。
そして3月25日、文化祭で演奏された「Hero too」が収録されたサウンドトラック発売&配信開始。
アーティスト名のところに……「KYOKA JIRO」……。
耳郎さんがアーティストとしてデビューする二次創作は星の数ほど読んできましたが、それがまさか現実になるなんて……。作中でCDデビューするより先に……。
夢と現実とフィクションと妄想の境目がわからなくなりそうだよ……。
ダウンロードしたからいつでもどこでも推しの歌が聴ける!!!
車の中で聴くのがお気に入りです。
他にも堀越先生が描かれた告知絵が……とか、週刊少年ジャンプ本誌の展開が……とか、隔週更新のウェブラジオが……とかそれはもうこの短期間に耳郎ファンの情緒を乱すような事件がたくさん起きたんですけど、言い出すとキリがないのでちょっと割愛します……。過剰供給だよ……。
正直、「今、耳郎響香がキてる」とか言っときながらまさか本当にここまで「クる」とは思ってなくてまだめちゃくちゃ混乱してる。
ホークスの登場までやるとしたら文化祭編はさらっと流されるかも…… とか言ってるんだよ1月の私………。(ちなみにホークスは登場した)(相変わらずナカムラユウイチボイスが世界一似合ってた)(エンデヴァーへのクソデカ感情が地上波で流れてしまう)
耳郎さんのことを好きになったときから、今までの思い出がフラッシュバックする………。本当に信じられない…………。
耳郎さんに出会えて好きになって本当に良かったと思うし、生み出してくれた堀越先生、アニメにしてくれたボンズさんにスタッフさんたち、素敵な曲を作ってくれた林ゆうき先生とあやぺたさん、歌ってくれたChrissy Costanzaさん、いつも理想の耳郎さんを演じてくれてる真堂さん、全員にありがとうと伝えたい………。
こんなにも好きになれるキャラクターに出会えて、最初は準レギュラー的な、コマの端っこにいつのを探して愛でるような感覚だったのに、こんなにも輝ける場所を作ってもらえるようになって、その瞬間にリアルタイムで立ち会えるなんて、そうそう無い経験だと思っています。ほんとうにほんとうに恵まれてるよ……。世界に感謝したい……。
ところで、実はわたしは、文化祭編がアニメになったのを観るまでこのエピソードについて、「わたしは自分の推しが活躍しているから大好きだけど、物語全体で見るとちょっとインパクトに欠けるエピソードなんじゃないか……」と思っていました。
まず他のエピソードに比べて短いし、敵キャラも凶悪邪悪な敵(ヴィラン)というよりはちょっと間抜けな迷惑YouTuberだし。あの世界の社会全体を揺るがしかねないような敵、社会を壊して変えてやろうと画策している敵が出てくる他のエピソードに比べると事件の規模も影響もなんだか小規模だし。
そういうイメージを覆して貰えたという点でも、文化祭編のアニメは凄かったな、好きだな、と思います。
まず、ずっと一貫して描かれている「エリちゃんを笑顔にする」というテーマがあって。「救ける側(ヒーロー)はみんなを安心させるような言動でなくては」という指摘はこれよりも前から物語上で語られてきていたけど、ここでもう一歩踏み込んで「心まで救うのが本当のヒーロー」というところを示してるんですよね。
それともう一つ、A組を敵視している生徒の心も魅了するという目標があって、これは「すげえとかかっけえとか思わせて相手の心を掌握する」っていう、文化祭編直前に描かれた仮免補講の課題と地続きなんですよね。「音で殺る」と啖呵を切ったのも仮免補講に行っていた爆豪くんだったし。
ヒロアカって、出久くんと爆豪くんのこれまでの絡みとか、神野での爆豪くんと切島くんとか、インターン編での出久くんとエリちゃんとか、「救かろうとしないと救えない」みたいな関係性がよく描かれてきてて、それがこのエピソードでもう少し深化したように感じました。このヒーローに救けを求めようと思ってもらうには、すげえとかかっけえとか思わせて、認めてもらわなきゃならないんだなって。
そうして認めてもらって、救けを求めてもらえる存在になって、その手を掴んで、心まで救えるのがヒーロー、っていう、「戦いに勝って救ける」よりも前とか後のヒーロー像が、このアニメ4期の後半で描かれたのかな。
そんで4期の最後にぎゅっと詰め込まれたハイエンド戦を通して、今度はプロヒーローエンデヴァーがそれを実践する……。
ヒロアカ、本当に物語に無駄や間延びや不足が無い。ぴったり美しく収まるようにできている……。
そして、敵のジェントルとラブラバも、やろうとしていることはこれまでの敵に比べてみみっちいんだけど、彼らの志を折ってしまうことが本当に正義なのか、すごく考えさせられる相手なんですよね。ジェントルにはジェントルの想いや正義があって戦っていて、彼のことを「すごい、かっこいい」って思って心を尽くすラブラバがいて。
ジェントルとラブラバは、やってきたことややろうとしていることは迷惑行為、犯罪行為なのでヒーローがそれを断じるのは決して間違っているわけではないんですけど、出久くんの行動によって、ジェントルという一人の男の夢と、ラブラバという一人の女性の希望が潰えてしまったっていうことは、後々確実にキいてくるんですよね……。
「ヒーローと敵の戦い」じゃなくて「信念と信念のぶつかり合い」みたいな、お互い守るもの大事なものがあるから譲れない戦いだったなあ。ジェントルの信念と行動がたまたまあの世界のルールに反していたから「ヒーローvs敵」になってしまっただけなのかもしれない。
で、そういう難しい役回りの敵を、演出や描き方によっては「今までの敵に比べたらなんかやってることがみみっちいオジサン」になってしまいそうなジェントルを、かの山寺宏一さんが演じると知ったときに。これはアニメスタッフは“本気”だなって思っちゃったよね……。こうやって書いてる中にも、山寺さんの演技とかアニメの演出で気づけたことたくさんあるし、ジェントルとラブラバがアニメになって益々魅力的なふたりになったおかげで、文化祭編の魅力がより豊かになったな……と感じています。
アニメって週刊連載や単行本での追っかけよりも短い期間でとんとん物語が進むから、サー・ナイトアイの「元気とユーモアがない社会に明るい未来はやってこない」の余韻が残ったまま文化祭編を観れたのもとてもよかった。
ライブの最後のエリちゃんが笑ったとこ、「サー・ナイトアイ!」ってミリオ先輩のモノローグがすごく良くて。毎週毎週オープニングでサーの眼鏡のシルエット越しに空を見上げるミリオ先輩を見てるから、ミリオがサーの遺志を継いでること、私たちも忘れずにいられた………。
奇しくも、文化祭編の放送が始まった2月ごろから、新型コロナの影響で私たちの現実の生活も自粛や不安が多くなってきていて。校長先生の「これ以上暗い未来を示すわけにはいかない」って言葉が本当にほんとうに滲みましたね………。
そしてそこからの、本番ステージの演出と、全世界誰でも観れるYouTubeでの配信。Hero tooの歌詞通りの前向きなエネルギーを示してくれて、感謝と感動が尽きません。
本当に、すごい瞬間に、大きな"好き"を持って立ち会えたな……。
こんなに長々と書いて結局のところ、文化祭編が凄く素敵なエピソードで、アニメになることでその魅力が更に深まってて、そんなエピソードの中心にずっと前から好きだった女の子がいてくれて、わたしはとってもとっても嬉しかったよ って話がしたかったんです。
きっとここまで読んでくれた人(いるのかわからないけど)も同じ気持ちなんじゃないかな!!!!
そうだよね!!!!!!!
あ、あともう一つ。
耳郎響香が作中で弾いたのと同じデザインのベース、出るらしいです。
#ヒロアカ と楽器メーカーESP @ESPGuitarsJP とのコラボが決定! 今日放送された雄英文化祭クライマックスで見事なパフォーマンスを展開した #耳郎響香 モデルのベースがリリース!! 詳細は後日発表となりますのでお楽しみに。
— 僕のヒーローアカデミア "ヒロアカ"アニメ公式 (@heroaca_anime) 2020年3月21日
演奏でもPLUS ULTRA!!#heroaca_a pic.twitter.com/UvuLIYb9xj
グッズ………。いたりいなかったりいなかったりする程度の登場率じゃなったっけ………。
意味がわからないよ…………………………。
でも欲しいよ………………………。
じゃあまたね!!!!!
おわり