今年観た映画まとめ
趣味を聞かれたら「映画館で映画を観ること」だと言っている。
特に名作とか芸術としてどうこうとか詳しいワケじゃないけど、大きいスクリーンと大音響で、知ってる人も知らない人も真っ暗な中で一つの映像を見つめているあの時間が、好きだ。
というわけで、今年も色々映画を観たので記録しておこうと思います。
①サマーウォーズ(4DX)
サマウォは公開の翌年に金曜ロードショーで観てめちゃくちゃハマった。なんでこれ観に行かなかったの!? ってめっちゃ後悔した記憶がある。あの頃存在を知ったばかりだったpixivのランキングにも、キングカズマのイラストがあった気がするのに……。
それがこの度10周年(時の流れ怖い)イヤーということでこうしてまた映画館で上映されて、めちゃくちゃ嬉しかったです!! 4DXはシャボン玉とか紙吹雪みたいなあわあわとか沢山出てくるから楽しい!! 初見のころから推しは佳主馬くんなんですけど、侘助おじさんとか理一さんもめちゃくちゃ色気があるよな……とこの年になって気付くなどしました。
②僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(通常版、4DX、MX4D)
2019年末に公開だったヒロアカの映画、公開当日にも観たけど年が明けてからも数回観た。何回観てもMight+Uが流れるところで泣きます……。You say runのイントロと同じホルンの旋律が遠くから聞こえるあのイントロが大好き。
あのシーンでいつも流れる涙は何の涙なんだろう……。よくわからんけど作画とアクションと演出の凄さとか、其々大事なものを手放してまで姉弟を守ろうとした出久と勝己の想いの強さとかを感じて泣く。こんなに大好きな漫画がこんなに凄いアニメになって凄いなあっていう感慨で泣く。
それとMX4Dは色付きストロボエフェクトがあるので、出久くんのOFAのアクションの時に緑の光とか、かっちゃんはオレンジの光とかが劇場内に奔ってテンション上がるんです……! 荼毘の青い炎もよかった。
4DXにしろMX4Dにしろ、ラストのバトルシーンで風のエフェクトが入らないのがめちゃくちゃ良いなって思った。風エフェクト、楽しいけど結構雑音が入るんですよ。台詞も効果音もなくして音楽と画だけのあのシーンに、風の雑音は要らないでしょ……。4Dでもあのシーンがあの曲が大事にされてるのを感じて泣いた。
③プロメア(前日譚付き4DX)
プロメア結局何回観たの? って聞かれたら、「年の数くらい!! まあわたしは5歳児なんだけどね!!」って答えるようにしている。でも前日譚付き4DXは今年公開だったので初見です。
早く応援上映ができる世の中に戻ってほしいなぁ。
この前MステでSuperflyが覚醒を歌ってて、またプロメア浴びたい欲がむくむく湧きました! 円盤もあるけど映画館で観たーい!!
ヒロアカを見に行くと必ず予告をやってたので、気になって観に行った。原作のタイトルは知ってて、面白そうだなーって思ってたんだけど読むタイミングがなくて。
あんまり頭を使わずに観れて、明るく楽しくなれる映画だったので良かった。
わたしはミュージカル映画の突然歌って踊ってが始まるあのカンジ好きなんだけど、現代日本が舞台だと流石に浮くな……と思った。でもたぶんその違和感込みで楽しむのがこの映画の正解なんだと思う。
コスプレした人がいっぱい歌って踊るシーンめちゃくちゃ楽しくてよかったです。
どんどんドーナツどーんと行こう!
知人に勧められてテレビシリーズを観て、その流れで観に行きました。
アニメが好きで舞台裏とかキャストやスタッフのインタビューとかを読むのも好きなので、「アニメってこんな風に作るんだー」っていう部分も込みで楽しい作品。
わたしは「好きなことを仕事にする」に憧れつつもそれが叶わなかった人間です。仕事にしたいと思えるほど好きなことは見つからなかったし、好きなことを仕事にした結果嫌いになってしまうのも怖かった。夢を語ったときに「でもそれって大変だよ?」って言われるとすぐ諦めてしまって無難に生きてきた。だから、SHIROBAKOのキャラみたいな生き方をしてる人って、フィクションの中であっても羨ましいなあと思ったりする。
そんな風に、ついつい自分を顧みて、鑑賞中涙を流してしまうなどしました。
⑥天気の子
「映画が好き」とか言う割に公開当時は観に行きませんでした。緊急事態宣言明け直後は公開延期続きで映画館開けても流す映画がなかったのか、過去の名作を色々上映してて嬉しかった。
個人的には、「君の名は」の方が好きだな~~~~と思いました。
ストーリーは刺さらなかったけど、綺麗な映像と素敵な音楽は1800円払って映画館で味わう価値がある。
⑦ドクター・ドリトル(吹替版)
花澤香菜がキリン役と聞いて観に行った。キリンが好きなので。
↑キリン好きが高じて書いた記事。
子供から大人まで楽しめるわくわくどうぶつムービー! って感じですっごくハッピーになった。
ストーリーはシンプルで、ワルモノっぽいキャラが分かりやすくワルモノ。緻密で骨太なストーリーとか予想外の展開とかに慣れてきた中で、ここまでシンプルな作品は久しぶりに観たので逆に気持ちがよかった。
そんでどうぶつがみんなカワイイ!! 動物好きな子供とかに観てほしい~~~!!!
これもコロナの影響での再上映作品ですね。
ジブリの作画ってほんとうに「芸術」だなって思いました……。
何年か前に地元の美術館でジブリ関連の特別展(レイアウト展だったかな? 絵コンテと原画の間みたいな資料がメインの展示でした)を観に行ったときに、もののけ姫のゾーンで「森の中の木々は一本一本『これは○○の木、これは△△の木』って決まっている」みたいな音声ガイドでの解説があったんですよね。もうこれはアニメーターの会話じゃなくて、植物博士の会話だろ、って思っちゃうくらい詳しく、葉っぱの形や枝の張り方の違いを語っててすごく興味深かったんです。
この度はじめて映画館のスクリーンでもののけ姫を観て、そのことを思い出しましたね……。
それと、子供の頃は「自然破壊許せない! タタラ場は悪!」みたいに感じていたんですが、大人になって改めてじっくり観ると、また印象が変わるな、と思いました。タタラ場の人間たちも、其々守るものがあって大事な人がいるんだよね……って。でもストーリーが教訓くさいかと言われるとそうじゃなくて、行間から感じ取れることが沢山あって、いい意味で詩的だなあと思いました。
あとシシ神様はいつ見ても不気味。あのシシ神様に感じる怖さ、わたしの中で自然に対する畏怖の感情と結びついている気がして、子供のころに見たものってずっと感覚として残るんだなって思いました。
あまりにも面白ずぎて記事を書いた。
この映画、公開当時何も知らずにスクリーンで観た人たち羨ましすぎるな……。
何回も観ていてもこれなんだから、たぶん強烈な映画体験になったんじゃないかと思う。
記憶消してもっかいスクリーンで観たい。
⑨3年目のデビュー
日向坂46のドキュメンタリー映画です。
これも記事を書いた。
かねむらみくちゃんが2期生の推しなので、みくちゃんがセンターの「青春の馬」を大スクリーンで観ることができて嬉しかった。
⑩僕たちの嘘と真実
こちらは欅坂46(現・櫻坂46)のドキュメンタリー。これも記事がありますね。
鑑賞後はずっとぐるぐる色んなことを考えてしまって、正直苦しいなってこともあったんだけど、ラストライブでみんなが楽しそうだったことにとてもとても救われました。櫻坂、欅のころにはなかったような雰囲気の曲もあって魅力的なので、頑張ってほしい。
↓欅坂改名関連の記事
⑪Reframe theater experience with you
perfumeのライブ映像を映画館上映用に編集した作品。
欅坂ドキュメンタリーと同じ日に観て、上に貼った記事の最後にもちょろっと感想を書きました。
perfumeってわたしにとって、演出とか凄そうだから一度はライブに行ってみたいな~~って思いつつも、そこまで熱心には追ってないからライブがあるって知ったときにはもうチケット取れない……みたいな存在なんです。そういう存在、みんなにもいるよね!?
そんなわけで、欅のドキュメンタリーを観るためにちょっと遠くの映画館に行った(最寄ではやってなかった)ので、同じく最寄の映画館では上映していなかったこの作品もついでに観てみようということにしました!
ただ、私のperfumeの印象って「ダンスが格好いい」「演出が凄い」「誰派かと言われるとのっち派」という程度でちゃんと知ってる曲が少なくて……。欅ドキュメンタリーで脳みそと情緒を目いっぱい使ったこともあって、途中ちょっと……スヤァ……( ˘ω˘) ってなっちゃってましたゴメンナサイ!!
でも、三人とも「ライブたのしかった!」って沢山沢山幸せそうに言っていたことは覚えてる。
いつかちゃんとライブ行きたいですね!! そのときは体調整えて予習していきます!!
⑫BURN THE WITCH
ブルーノ・バングナイフの顔が良すぎた。
⑬ハリーポッターと賢者の石(4DX)
何度も言うけど、賢者の石公開から20周年とか意味が分からん過ぎる……。時の流れ怖い……。
賢者の石、公開当時観たときはまさかここまでずっと好きでい続ける作品になるとは思わなかったので、改めて映画館のスクリーンで観ることができて感慨深くなりました……!
公開のほんの2~3週間前に金曜ロードショーで賢者の石やってたから「人入ってんのか!?」って心配になりつつ行ったんですけど、まあまあ入ってましたね! やっぱりスクリーンで観たい人っているんだなあって嬉しくなっちゃった!
わたしが賢者の石を初めて観たときくらいの年齢の少年がいたり、観終わった後「もう号泣なんだけど……」って声を震わす二人組がいたり、グリフィンドールのローブを着たお姉さんがいたり、映画館で知らん人と同じ空間で観るのめっちゃ楽しいな! って思えた映画体験でした。
↓ハリポタ20周年に際して書いた記事はこちら
⑭劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
公開から2か月近く経ってから、やっと観に行きました。
たぶん正月くらいまで上映してるだろうなってのと、原作読んでて話知ってるしなって思うと腰が重くなっちゃって……。
評判通り、とてもとてもよかったです。
わたしは魘夢ちゃんのビジュアルが結構好きなので、大きいスクリーンで彼が出るエピソードを観ることができて嬉しかったです。
あと、改めてアニメで観ると猗窩座サン人気なのわかる……格好いい……って思っちゃった。これまでの鬼って自分の食欲を満たすため、それか快楽のために人を殺すキャラなんですけど、猗窩座サンは違うんですよね。美学があるの。
美学を持ってる敵キャラって格好いいじゃないですか。「永遠の命を手に入れてでも鍛錬を続けて強くなりたい」という彼の美学は「人の命は儚くとも、想いは強く受け継がれていく」みたいな鬼滅の世界観の中で否定されてしまったけれど。それでも私は格好いいと思ったよ……。
彼の過去を知っていて、同情の余地とか切なさを感じていたから、漫画でこのエピソードを読んだときとは印象が変わったのもあるかもしれません。
⑮羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
存在は結構前から知ってたんだけど、全国ロードショーが始まってからじわじわTwitterで良い評判を見ることが増えて、「そんなん気になるやん!!」って思って観に行きました。
アクションの動きが良い。線の少ないシンプルな作画で、派手に魅せる動き。
「映像研には手を出すな!」で「『アニメ』を作りたいんじゃなくて『アニメーション』を作りたいんだ」って台詞がありましたが(映像研はアニメのみ履修しました~。漫画や実写版の気になる!)、これが正に「アニメーション」だ~~~!! って嬉しくなっちゃった。
音響もよかったなあ。これも派手で、映画館でなきゃ味わえないような深さがあった。
ストーリーやキャラについてはわたしにはあんまり刺さらなくて、Twitterに流れるキャラ萌え二次創作には結局あんまり心を動かされることがなかったのがちょっと残念。
シャオヘイ、カワイイけどね!!
ところでこの作品の「ぼくが選ぶ未来」みたいな、外国作品を輸入したときに時々つけられるちょっとダサい邦題、なんとかなりませんかね……。
⑯魔女見習いをさがして
これね、めーっちゃめちゃ良かった。
もうだいたいこの記事に書いちゃったのでそんなに語ることないんですけど、本当にほんとうに良くてぼろぼろ泣いちゃって、こんな作品を作ってもらえる世界に生きててよかったなって思いました……。
以上! 今年観たのは全部で16作品でした! アニメばっかりだ!!笑
コロナ禍で映画館に行きづらかった割には観てるなあ笑
ちなみに来年観たいのは平手友梨奈出演の「さんかく窓」と「ファブル2」とか、ヒロアカ第三弾あたりでしょうか……。他にもあった気がするけど思い出せない!
また楽しい映画観たら感想文書きますね!!
おわり。